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2012.05.23

入鋏コミュニケーション

昨日、佐渡汽船の自動改札について

記事をアップしましたが、かつて

鉄道も駅員さんが入鋏(にゅうきょう)してましたね。

 

切符を駅員さんに手渡す



駅員さんが受け取る

入鋏



自分に返される



自分が受け取る

 



時間にしたら1秒かからない一連の作業。

 

そこから様々なことを感じていました。


あうんの呼吸


とでもいうのでしょうか。

それが人によって違うのが面白かった。

 


また、次の乗客の切符を受け取るまでに、

入鋏用のハサミをカチャカチャと素振り(?)するときの

リズムにも個人差があって好きでした。

 

あれはおそらく次の乗客が切符を手渡す呼吸と

自分の作業のリズムを、流れにのりながら

調和させるためのものなのでしょう。


http://www.nicovideo.jp/watch/sm16052272


入鋏がスムースなのに、

受け取る時のもつ強さが強すぎたり

引っこ抜くように持っていかれると

「仕事に愛情がないな」

「呼吸が読めない人だな」

「何か嫌なことでもあったのかな」とか

あまりいい思いをせず

ギクシャクしたやりとりになります。

 
 
 

入鋏や受け取り、手渡しが

スムースでないけれど、丁寧な人には


「まだ慣れてないのかな」

「不器用だけれど好感もてるな」

「頑張ってね」


とか暖かい気持ちになります。

 

そして

なめらかに、一点の滞りも無く、ぴたりと呼吸があうと
 
とっても気分が良く、改札を通過して歩くリズムも
 
流れるように快適になったものでした。
 
 
 

あ、高速道路の料金所もそうですね。

ETCでない場合、

釣り銭を落とさないように、

領収書が風で飛ばされないように、など

無言の一瞬のやり取りでも、

その渡し方で係の方の気持ちを

察することができます。




自動改札になって混雑が緩和したのは

うれしいですが
 
こうした無言のコミュニケーションが
 
なくなってしまったのは、ちょっと
 
寂しい気もします。

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