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2004.10.24

揺るがぬ大地?

昨日、新潟を震源地に地震がありました。一夜明けた今日もまだ
余震が続いています。

被害に遭われた方々にお見舞い申し上げ、
一日も早い回復と復興を心よりお祈りしております。

佐渡は震度4でしたが、お陰さまで無事でした。
安否を気づかってご連絡下さった皆様、ありがとうございました。

それにしても、地震王国ニッポンで、なぜ「大地」が「動じない」ことの
代名詞のような扱いになっているのか不思議。
地球を輪切りにしてみれば「大地」などほんの表面の皮膚みたいなもので
実際はマントルの対流でいつも動いているらしいのにねぇ。

動かないものは一つだけで、それ以外すべて動いているということ
を思い出しました。

地面が揺れる…。「自分の足もとをしっかりしなさい」というメッセージだと
思うのは、行き過ぎかな?り◇


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2004.10.19

Euroキャラバン⑧〜ラストカット

アイルランドの絶壁の海から始まったこの旅も
ついにここカディスの海で終わりになる。

旅は出会いと別れ。終わりはいつもセンチメンタルになる。
いつも旅していて、いちいちそうなってたらやってられないと思うでしょ?
でもそうなってしまうのよ、これが。今回は特にそうだった。

慣れないTV番組の撮影、過酷なスケジュールとロケ現場。
でも全身全霊で自分のやるべきことに集中していた。

毎日なにか小さな挑戦をして小さな発見をしていた。
毎日スタッフやキャストのフレンドシップと
皆が個人の目的を果たすことができるよう祈っていた。
毎日出会っては別れる異国の人々へ感謝を送っていた。

限られたメンバーで、限られた時間と場所を共有したことで
沢山のことを感じ、考え、経験しました。

しかしながら人の一生だってサイズは違うものの限られた
時間と場所であることに違いはないですよね。
だから、どんなふうに人生を送りたいか、
「仕事」を通してそれを示す機会にもなった旅だったのです。

ラストカットを撮り終えて、砂浜で真っ暗になるまで遊んだ。
出会いと導きに感謝しつつ。       

All my relations.
り◇

cadizcast3_3.jpg
ありがとね。

jump_2.jpg
真っ暗でもシアワセ。


鶴田真由さんのhpの日記にもEuroキャラバンのことが書かれています(9月10月)のでどうぞ。彼女らしい感性が光っています。

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Euroキャラバン⑦〜フラメンコ

僕はフラメンコが好きだ。
フラメンコは強烈なパッションで表現するが、抑制力もまた凄まじい。

ダンサーが険しい表情で胸や腕を上方向に引き上げつつ
下半身はひたすら下方向にあり鋭く床を踏むことがある。
日本の民族舞踊より重心はかなり高いが、バレエのようにジャンプすることはない。
逆に膝を折った低い姿勢やしゃがむこともほとんどない。
運動のレンジを狭くすることで独特の濃密な空間を創っているようにも思う。

こうして定位置で上下に激しくカラダを引くことで生まれる
狂おしいほどの拮抗したテンション。
そこには歌詞にのせるドロドロの葛藤した人間感情が表現されているのだろうか。

しかしドロドロ葛藤しているのに、なんか突き抜けて神々しささえ感じるときがある。
僕はそれがとても好きなのだ。この感覚は坂東玉三郎さんの歌舞伎でも感じたことがある。

17年前からジョイントを熱望していたが、やっと実現できた。
今回はフェリアというお祭りイベント会場でのTV収録。時間の関係などで”さわり”程度で
あったが、あの音の中に入ってつかんだ感触がある。

また一つカラダに刻まれた感じ。
これがコラボレーションの醍醐味なのです(*^ー^*)v
り◇

teasobi.jpg
老若男女が着飾って集まるお祭り”フェリア”。

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2004.10.12

Euroキャラバン⑥〜風の谷

フランスから国境を越えてスペインに入り、カタルーニャの山道をゆく。
その途中、湧き水があり、泊まり込みで修行するための小さな教会がある。
ただそれだけのところだが、とにかくいい風が通る谷だ。

草の斜面に寝転んで目を閉じる。
風の渦が4つ、谷に来てヒュルヒュルと音をたてながら
時計回りに戯れ舞っていた。風神さんに招かれた
竜神さんの子供達だな。

この谷は神々の遊び場。喜びに満ちた透明な気をいっぱい吸い込んで、
僕も透明になっていくようだった。
り◇

stqurqe_1_.jpg
チャージ中。

stqurqe_8.jpg
……。

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Euroキャラバン⑤〜バガット

フランスにこんな楽器があるなんて知らなかった。
バガットの構造や奏法はバグパイプと同じだ。
アンサンブルは、10数名のバガットに加え高音のチャルメラ(名前きいてなかった)
が数人、それに強烈なアタック音のスネアや中音、低音のドラム。

バグパイプ系の楽器はクレッシェンドやデミネンドは、しないのかできないのか
メロディーに緩急がない。大人数からいきなり一人になったりチャルメラで高音を
重ねたりでコントラストをつける。ON or OFFだ。
その潔いまでのストレートさとアラブが入ったエキゾチックなメロディーラインが
不思議な恍惚感を生む。

なんかずーっと「前方斜45度上」を目指し続けるような音楽。
こりゃぁええ!
予想通り太鼓とはいい相性。 薫のフューチャー部分は能管で勝負。
アイディアが溢れ出してくるがリハ時間は30分…。

いろんな可能性を感じた組み合わせだった。
ECでやっても面白いだろうなーo(^-^)o
り◇

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Euroキャラバン④〜モン・サン・ミッシェル

海に浮かぶ小さな孤島をそのまま礎にして、突き刺すように天にそびえる修道院。
遠くからのシルエットで「ディズニーランドのシンデレラ城みたい!」といった
自分のイマジネーションの貧困さに苦笑。

「ちゃっちゃか ちゃっちゃか ちゃからか ちゃっちゃか」。
門の手前にある有名なオムレツ屋では、卵をとくとき、
かきまぜ機とボールがぶつかる音でリズムをとっている。
太鼓になおせば「どんどこ どんどこ どろつく どんどこ」(^O^)
いいな〜こういうの大好き。

門をくぐると修道院までのせまい路地の両脇に、かわいいショップやレストラン
がならんで素敵なんだけど、なんかへんだ。
カラダになんかエネルギーが入ってくるが、いいものかよくないものか判断して
いるうち、暗く哀しい感情に満たされてきた。首から背中が重い。
やばー、めったにそんなことないけどちょっと影響されたみたい。

塩でお浄め。
ここのシンボルは、ミカエルさんが竜を踏んづけている。
そのせいかと思ったが帰りの車で現地の運転手さん曰く
「実はここ刑務所だったことがある」。
!!★☆!#×%!先に言ってよぉぉ〜!!り◇

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夜のモン・サン・ミッシェル

omlette.jpg
いいノリ出すね〜♪

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Euroキャラバン③〜フェリーにて

アイルランドからフランスへ。車でキャラバンなんだから当然カーフェリー。
19時間の道のりだったが、3人で朝まで語り明かした。

「この人、一山二山越えてきているな。」というのがうかがえる真由さん。
他ジャンルのこういう人と話すのは楽しい。

プロデューサーから番組に女優さんを誰かつけると聞いた当初、
正直(´〜`;)だったが、いい人に出会えて感謝です。
り◇

ferry_cast33.jpg
次なる地へ…。

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2004.10.10

余談その2〜魂の約束?

僕がソロで共演したリアム・オ・メンリーは、アイルランドの人気ロックバンド、
ホットハウスフラワーズのボーカリスト。彼とはちょっとした縁がある。

97年に彼はタオスの太鼓を僕にくれた。タオスはアメリカ、ニューメキシコ州の
ネイティブアメリカンが住む土地の一つ。なんと翌98年、ECのゲストにタオスの
べニートコンチャ達を招くことになった。このとき僕とべニートは兄弟の契りを結ぶことになる。

しかしリアムがくれたあの太鼓がタオスのものだと知ったのは後のことで、
99年にリアムと共演したときだった。

その話しを聞いたとき、僕の胸にあったネックレスをリアムにあげた。
たまたまべニートからもらったものをしていたのだ。
アイルランド、アメリカ、日本と地球をひとまわりする輪が繋がったようで不思議な感じがした。
これは何かの約束なのかな?
ちょっとトキメク話しでしょ☆彡
り◇

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2004.10.08

余談その1〜アイルランド音楽

伝統曲のしっとりとして透明感あるバラードは、
大きな愛に抱かれるようで
自然に涙して浄化してくれる。

2拍子で縦ノリのダンス音楽は
人間のもつパッションを
素朴に発散させてくれる。

アイルランド音楽は日本人にも
とても馴染みやすい。

ご存じの方も多いと思うが、小学校の音楽の
教科書にもあった”ダニ−ボーイ”とか
”ロンドンデリーの歌”と呼ばれる曲は
アイルランド民謡だ。

伝統音楽だけでなくロック、ポップスでも、
U2、ヴァン・モリソン、エンヤ、
シネイド・オ・コナーなど
僕の好きな素晴らしいアーティストが
山ほどいるアイルランド。

また伝統と近代の音楽とを融合する
試みも続いているが、それを絶妙なバランスで融合させる

錬金術師のようなおやじ

がいる。

EC96,97のゲスト、ドーナルラニーだ。

そのとき連れて来たミュージシャンを中心にした、
ドーナルラニー&クールフィンのアルバムは
僕のお気に入り。

ECでの印象を曲にした”Trip to SADO”がある。
日本盤ライナーノートでそのことに全く
触れていないのは残念。

クールフィンのドラマー、レイフィンとは仲良しで、
ダブリン滞在中ホテルに電話をくれたが、
翌日からリバーダンスのツアーとのことで
残念ながら会えなかった。

clarence_gate.jpg
U2のボノが経営のホテル
☆☆☆☆☆です。泊まれてラッキー(^^ゞ

enya.jpg
エンヤの家族がやっているレストランにて。
店で弟さんが働いていた。
クラナダのヴォーカル、モイアブレナンはエンヤの姉。
ecでドーナルと来日、共演した。

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Euroキャラバン②〜セッション@パブ

パブ(酒場)にはいつも音楽がある。飲む人も演奏する人も同じレベルで場を
楽しんでいるのがなんともいい。

気負いのない演奏はどこまでも楽しい、楽しい、楽し〜い(=^_^=)
薫の笛もアプローチに悩んでいたけど、実際音だしすればすぐに勘所を
掴んでいい感じ絡んでした。
撮影終了で引き上げねばならないのが残念。

写真は伝統の太鼓”バオロン(ボーラン)”。様々な奏法があるが
彼は箸のように細いばちで先端を手前に向け、アップダウン両方向で、またばちの持っている側でも叩く。
反対の手で太鼓の裏からのミュートやグッと押して音程を変えたりして、太鼓一つで様々な
ニュアンスとノリを出す。
この奏法、先日来日したバンド”キーラ”のローナンと同じものだった。
り◇

pub.jpg
皮は山羊。。。

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2004.10.07

Euroキャラバン①〜ロケ開始!!

佐渡→東京→関空→フランクフルト→ロンドン→ベルファスト→
そして車でブッシュミルズまで2.5H。遠い…。

時差ボケもなんのその、翌日から早速国立公園になっている絶壁ジャイアントコーズウェイで初ロケ。
あまりの強風なので立ち位置を安全な所に変更しようかとスタッフ。
それじゃぁ絵がつまんないから予定通りでと僕。
しかし、くるくる変わる天気の中で4時間待ち。

さぶい〜(;_・)。
でもウォームアップなどヤワなことはいってられない。
冷えきったカラダのまま「はい、キュー!」で即演奏だ。
ロケって忍耐だなぁ…。

「この景色の中で太鼓を聞きたい!」と、 別の場所で撮影を終えた真由さんが
突風の絶壁まで来てくれた。根性あるじゃん、気に入った。
それもそのはず、番組でアフガニスタンを馬で1ヶ月旅したこともあるという
つわものだったのだ。

彼女に変なバリアーは全くなく、気さくに接してくれたので初日から打ち解けることができた。
笛の薫と3人のコンビネーションはなかなかよい。さあ、どんな旅になるのやら…。

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ここでやるぞぉ〜!!(左:鼓童スタッフの拓郎)

zeppeki_itigime.jpg
太鼓はこのへんに置いて…おっと!突風でよろける。

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雨風の逃げ場も着替えも離れて止めた車だけ。
久々の法被に身が引き締まる(そんな顔してないけど)。

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2004.10.05

ただいまぁ〜!!

本日帰国しましたっ!
TV番組のロケで鼓童から僕と渡辺薫。ナビゲーターとして女優の鶴田真由さん
とともにアイルランド〜フランス〜スペインを回ってきました。

フランスへのカーフェリー以外はすべて車での移動。当初は3000kmと
聞いていたけど最終地での走行メーターは約5200kmでした。

楽しさが大きく上回っていたので超ハードスケジュールもなんのその。
それどころか逆に元気一杯。各地の音楽と人々とその生活に出会いながら
本当に濃い〜毎日。キャスト、スタッフの気持も一つになった
すばらしい旅でした。今後の報告をお楽しみに〜。

ちなみにスペインから新潟まで飛行機3本乗り継いだ後
新幹線2本乗り継ぎ一気に移動。所要時間30時間なり!ヘロヘロ〜。

明日はAguriのプロモーションでfmラジオと新聞のインタビュー、
そして鼓童ワンアースツアーを見に行きます。
朝起きられるかな〜、というより鼓童公演で寝てしまわないかなぁ…。
もうすぐ5:00だ(゜▽゜)
り◇

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